汚れにくい指輪の素材
結婚指輪を選ぶ時に一番重要なのは、なるべく飽きが来ないシンプルなデザインと劣化しにくい素材であるかどうかの二点だと思います。デザインは皆さんそれぞれに好みがあるでしょうから、今回は劣化しにくい指輪の素材についてお伝えします。
劣化しにくいイコール汚れにくい指輪の素材ということになるかと思いますが、金属の中で最も普遍性が高いのはプラチナです。プラチナは、水仕事をしても通常の洗剤や石鹸では色が変わるようなことはありません。地金の中では一番値段が高いですが、その分肌にも優しく色味も変わりにくい為、結婚指輪としては最も人気の素材です。
次に汚れにくい指輪の素材といえば、18金です。18金は約65パーセントが金、残りの45パーセントが割金と呼ばれるシルバーや銅を混ぜたものになります。24金だと柔らかすぎるので、日常生活に支障なく着けられる硬さにする為に割金を混ぜているのです。シルバーや銅が入っている為、それらが空気中の酸素と結びついて硫化し、クスミとなって見えます。超音波洗浄機にかけるとピカピカになるので、お手入れは比較的簡単です。
一番汚れやすい素材は、銀です。シルバーはすぐに硫化してしまうので、結婚指輪としてはオススメしない素材ですが、味が出るという面から見ると好きな方も多いかと思います。
シルバー磨きで少しクスミを残して磨いたり、超音波洗浄機で白っぽい位に磨き上げたり、お手入れ次第で全く違う見え方になります。
私自身は、結婚指輪にはプラチナを選びました。細身のデザインにして、ゴールドのリングを重ね付けして楽しんでいます。普段はゴールドのアクセサリーが多いという方には、なかなかプラチナの色味は馴染まないと感じられるかもしれませんが、細身のデザインならお手持ちのゴールドアクセとミックスして着けやすいのでオススメです。結婚指輪は一生着けるものなので非常に迷いますが、それぞれの素材の良さを理解して、満足のいくリングを探してみてくださいね。
この記事の監修者

中込 早苗(Sanae Nakagomi)
ウェディングプランナー歴20年
アシスタント・ブライダルプランナー(ABP)資格所有
結婚は人生にとって大きな分岐点。嬉しいことばかりではなく、時には悩むこともあると思います。そんな時に当サイトが少しでもお役に立てればと思います。